omelette.

On ne fait pas d`omelette sans casser des œufs.

emotion

夜なんかより朝の方がよっぽど寂しいことを知る

 

おはようございます。

 

拭いきれない悲しみを携えたままの毎朝。

 

こんな時は過ぎて行く日々が向かい風の様に

実態を持って、肌を擦りながら進んでいく。

 

振り払うようにか、まあ痩せたいだけか、

最近の朝の日課は1時間の散歩になった。

 

寝起きの血の巡らない身体のままで

東京の街に身を投げ出すと、

不思議なことに人の生を感じてホッとする。

 

無機質でクールで淋しい街だと

自分もそうあらねばこの街にはいられないと

ずっとそう思っていたけれど

本当の淋しさを知ったからなのか。

 

 

今日は雨。

歩きにも行かず、まるで絵に描いたように

膝を抱えて泣いてしまう。

 

静かな部屋の中、雨を蹴散らす車の音と

猫がカリカリを咀嚼する音が時々聴こえる。

 

 

今朝は恋人が買っておいてくれた

スーパーのメンチカツを温めて食べた、

 

朝からメンチ。

 

一晩冷蔵庫に置かれていたから

全然期待していなかったのだけど

これが本当に美味しくて。

 

いつだってそこには幸も不幸も

どちらとも言えないものも入り混じって

一つの人生が象られていくから

 

「今は悲しみの時期」だなんて

自分で決めつけないで一瞬一瞬の感情に

振り回されながら生きてゆきたい。